ぼくのチームでは部下がいる人には毎期ごとに一年間の計画を立ててもらう。

たとえば店長であれば店の計画、エリアマネージャーであればエリアの計画。

つまり方針を掲げてもらい、そのために何をするのかを宣言してもらうわけだ。

この一年でどんな成果を得たいのか。

それに対して現状はどんな問題を抱えていて、それを解決していくために何をするのか。

このとき、初めて計画を立てる人が必ずといっていいほど混同してしまっていることがある。

それが『問題』と『課題』の違いだ。

これを読んでいる人の中にも明確な区別なく使ってしまっている人がいるんじゃないだろうか。

『問題』とは

では『問題』とは一体何か。

簡潔に言うと「理想と現実のギャップ」のことだ。

理想が高すぎるとギャップも大きくなるのでそこに生じる問題も大きく、あるいは多くなる。

だから現実的な理想、つまり「目指すべき姿」を描くことが大事になってくる。

特に「1年間の計画」などケツが決まっているときはなおさらだ。

「日本一の店舗にする!」なのか「昨年より10%成長する!」なのかで全く違ってくるってことやね。

そういうわけで基本的に『問題』は否定の表現になる。

○○できない、○○が足りない、○○が少ない、等々。

計画を立てるためにはまず問題を洗い出すことがとても大事になってくるわけだ。

『問題”点”』とは

さて、問題をたくさん洗い出したとして、ここで少し立ち止まってほしい。

なぜなら洗い出した問題は大体の場合、根っこではなく枝葉であることが多い。

洗い出した問題をもう1,2段階ほど深掘りして『問題”点”』にしてやる必要がある。

例えば洗い出した問題の中に、

・スタッフの接客レベルが低い

・スタッフがすぐ辞めていく

・お客様からのクレームが多い

があったとして、それぞれについて”なぜその問題が起きているのか?”を考えていく。

・スタッフの接客レベルが低い→教育の内容が充分でない→研修時間が少ない

・スタッフがすぐ辞めていく→スタッフが成長を感じていない→研修時間が少ない

・クレームが多い→お客様の立場に立てていない→研修時間が少ない

めちゃくちゃ強引にまとめたが、上記のように一見バラバラのように見える問題であっても、根っこが繋がっていることは多々ある。

ここでの問題”点”は「研修時間が少ない」ということになる。

本当はこれもまだ掘り下げることはできるのだけれど、あまり長時間ウンウンと考えこまずに、直感的に思いつくぐらいまでの深さで充分だ。

『課題』とは

さてさて、ここまで来たら『課題』の意味もなんとなく察しているだろう。

そう、「問題点を解決するためにすべきこと」だ。

問題や問題点が否定の表現だったのに対して、『課題』は「○○する」というDOの表現になる。

上手く問題点を見つけ出すことができているなら、それをクルっと裏返すだけでも大まかな課題となる。

【問題点】研修時間が少ない→【課題】研修時間を増やす、という具合。

あとはこれに5W1H(いつまでに?どれぐらい?とかとか)を肉付けしていけば立派な課題設定が一丁上がりってわけ!

正しく使い分けて頭の中を整理しよう

問題と課題の話をするときって、計画を立てたり面談だったりプロジェクトだったり、いわゆるPDCA的な要素を含んでいるときだと思う。

なのでここを混同させちゃってるとお互いに目線が合わなかったり、枝葉を切り取ることにばかり夢中になったりするからちゃんと理解しておく必要がある。

正しく使い分けて円滑に仕事を進めちゃいましょう!

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ABOUTこの記事をかいた人

某ライフスタイルブランドのチームマネージャーをやっている30代。 ”デキる人になりたい(チヤホヤされたい)”という下心で頑張っています。 仕事の考え方、マネジメント論、コダワリ等について小ネタをお届けしていきます。